PTSDを知っていますか?
PTSD患者の多くは、
うつ病を併発していることが多いです。
その為「PTSD」についても
知っておいてほしいです。
まず、PTSDとはどんな症状?
心的外傷後ストレス障害の事を
言います。
生命の危険にさらされるような
極端な恐怖体験や
他者の死傷を目撃するなど
深刻な出来事を経験した後に
発症する精神疾患です。
例えば、こんなことの後に
戦争、犯罪被害、虐待、交通事故、
自然災害など、生命の危機を感じる深刻な
出来事を経験した後に発症します。
このような症状があります
① 侵入症状(再体験症状)
・トラウマ的出来事の記憶が思いがけなく蘇り、当時の恐怖や無力感が甦る
・フラッシュバックや悪夢に見舞われる
② 過覚醒症状
・神経が高ぶり、物音にも過剰に反応する
・不眠や集中力の低下がある
③ 回避症状
・トラウマを思い出させるものを必要以上に避ける
・感情の麻痺や現実感の喪失がある
④ 認知と気分の陰性変化
・自己嫌悪や絶望感、無関心などの気分の変調
・楽しみを感じられなくなる
症状が1か月以上続くと「PTSD」と
診断されます。
これらの症状とうつ病とが
併発しています。
PTSDは、適切な治療を
受けないと慢性化する
可能性があります。
慢性化すると、うつ病を
発症しやすくなります。
PTSDの治療法には
「精神治療」「薬物療法」
「ストレス管理法」などがあります。
※治療では、精神療法が中心となり
薬物療法は補助的に用いられます
症状が慢性化すると
治療が難しくなるため早期の適切な
治療介入が重要です。